情報の探索

主治医はたくさんの情報を与えてくれ、様々な治療の選択肢について議論する時間が充分にあったと、多くの患者は答えています。

一部の患者さんは、前立腺癌が発見されるまでは、この病気についてほとんど知識がありませんでした。多くの人々が、主治医は沢山の情報を提供してくれ、さまざまな治療選択肢について議論する時間が充分にあったと答えています。彼らは主治医が導いてくれたことに満足していました。しかし、より高齢な患者や、癌が広がってしまった事例では、選択の幅はもっと限られていました。よく説明はしてもらったけれど、医療専門家たちに、もっと誘導をして欲しかったと感じている人たちも少数いました。一部には、さまざまな病気のステージでどうすべきなのか、コンセンサスが得られていないと感じている人たちもいました。

一部の人々は適切な情報が与えられていないことについて議論し、医療専門家が治療選択肢についてきちんと説明できていないと言っていました。根治的前立腺全摘除術を受けていた一人の男性は、他の選択肢の可能性や副作用についてもっと慎重に考えていたらよかったと思っており、別の男性は、主治医が自助努力や代替医療のことについても議論したり、身体的な治療と同様に心理的ケアの側面についても語ってほしかったと言っていました。慈善団体や支援グループ、その他、さまざまな治療経験をもった人々から役に立つ情報が得られるのであり、一部の患者たちは医療専門家よりも、これらの情報源から、はるかに多くの情報を得たと語っていました。

インターネットへのアクセスができる人々は、それがきわめて有用な情報であると感じており、アメリカのウェブサイトは特に有用と見なされていました。一部の人々は、ウェブサイトから容易に吸収しうる以上の情報を得ることができるが、中にはまた古い情報である可能性もあると言っていました。ある人々は、自分が診てもらっている医師達よりも、前立腺がんについてはよく知っており、“エキスパート患者”になったみたいだと感じていました。他の人々は、書籍、パンフレット、雑誌などから追加情報を探索していました。

2007年にインタビューしたある患者は、専門家からもらったコピーやパンフレットについてはあまり印象にないが、必要な情報をインターネットで探す際の検索用語をそれらの資料から得ることはできたと述べている。彼は、ロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺全摘除術を受ける決心をする前に、2ヶ月半かけて治療に関する情報を収集した(主としてインターネットを使って)。

自分にとって最良の治療法はどれかを決める上で役に立つのが、Prostate Cancer Charity(前立腺がんチャリティー)によって特定された研究優先順位の一つです。