原因について思いあたること

前立腺がんの原因は不明だが、いくつかの因子がこのがんが発生する可能性を僅かながら増加させているように見受けられる。たとえば、年齢(高齢者では有病率が高い)、民族差(たとえば、アフリカ系黒人やカリブ人は白人よりも前立腺がんを発病しやすく、アジア系人種は発病リスクが低い)、家系に前立腺がん発病者がいること、動物性脂肪、動物性蛋白あるいはカルシウムを多く含む食事を摂取していることなどが関係している(さらに詳しくは、Healthtalkonlineのマクミランがんサポートのモジュールを参照。

前立腺がんは単なる‘加齢現象’や‘よくあることで特別な話ではない’と割り切っている人々もいますが、良性前立腺肥大(BPH)などの、より一般的な前立腺の問題と混同している人たちもいます。私たちがインタビューした人々は、前立腺がんには、さまざまな原因の可能性を示唆しており、しばしば複数の因子が関与していると主張していました。多くの人々は遺伝的要因が重要だと考えていました。自分の前立腺がんが家族から遺伝したものだと思っている、ある患者は、自分が持っているあらゆる病気に対しては自分もまた何らかの責任があるのだと感じていました。

食事の成分、とりわけ乳製品と肉は、ストレスと並んで、しばしば前立腺がんの原因として語られています。前立腺がんの原因に関して、その他に考えられている事柄としては、激しいスポーツや旺盛な性的活動、精管切除術、化学物質や電磁気放射への曝露などがあります。

*精管切除術が前立腺がん発生のリスクを増加させるかどうかについては多くの研究が行われてきました。大多数の医師は、精管切除術は前立腺がんのリスクに影響しないと考えており、仮にそのリスクを増加させるとしてもその影響はきわめて小さいと考えていま。すこれらの研究について、もっと情報が欲しい場合は、About.comのウェブサイトを参照して下さい。