診断されたときの気持ち|乳がんの語り

  • はじめての方へ
  • お問い合わせ
NPO法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン

認定NPO法人 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン
病気や障害、医療の体験談を動画や音声でお届けします

  • 会員の皆様へ
  • 「健康と病いの語り」
    とは

  • ディペックス・
    ジャパンについて

認定NPO法人 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン。病気や障害、医療の体験談を動画や音声でお届けします

NPO法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン
  • 語り一覧
  • はじめての方へ
  • 健康と病の語りとは
  • メニュー
  • 事務局だより
  • お知らせ
  • 認知症の語り
  • 乳がんの語り
  • 前立腺がんの語り
  • 大腸がん検診の語り
  • 臨床試験・治験の語り
  • 慢性の痛みの語り
  • クローン病の語り
  • 進行中のプロジェクト

閉じる

  • ディペックス・ジャパンTOP
  • ディペックス・ジャパンについて
  • ディペックス・インターナショナルについて
  • 事務局だより
  • 会員の皆様へ

閉じる

>> お知らせをもっと見る <<

閉じる

>> 事務局だよりをもっと見る <<

閉じる

健康と病いの語り

メニュー

コンテンツへスキップ
  • 認知症の語りdementia
  • 乳がんの語りbreast cancer
  • 前立腺がんの語りprostate cancer
  • 大腸がん検診の語りbowel screening
  • 臨床試験・治験の語りclinical trial
  • 慢性の痛みの語りchronic pain
  • クローン病の語りCrohn's Disease
  • 進行中のプロジェクトProject in progress

お知らせ:

「認知症の語り」ウェブページに新たなインタビューを6名分を追…(2019年8月28日)

公開シンポジウム「病気があっても働きたい!~患者の語りが職…(2019年7月31日)

お知らせ一覧

NPO法人 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン > 乳がんの語り > テーマ別 > 発見 > 診断されたときの気持ち

乳がんの語り

診断されたときの気持ち

ここでは、医師からはじめて「乳がん」と告げられたときの気持ちとその時の状況について、体験者の声を紹介します。検査の結果、「乳がん」という診断を聞いたとき、多くの人たちが「まさか自分が」と大きなショックを受けていました。がんそのものから生命への危機感を抱いたというばかりでなく、子供の将来や生きがいであったことができなくなるなど、将来を思って途方にくれたことが語られていました。

まさか私が、授乳期でおっぱいが詰まっているだけと思っていたのに、がんだと言われ、他人事に思えた。そして、涙があふれて止まらなかった
10代から大好きなダンスの仕事をしてきた。踊れなくなってしまったら、明日からどうやって生きていけばいいんだろう?と病気で失うもののショックが大きかった(音声のみ)
検査の段階で、検査技師や医師の様子が違ったので、自分で「がんだ、きっと初期ではない」と思ってしまった。検査結果は夫と聞いたが、無言の帰り道だった
かかりつけ医から紹介された病院でマンモグラフィを受け、がんだとわかり、真っ白になった。伝えたときの母のショックを受けた顔が忘れられない(手話・通訳付)

中には、不眠や怒りを体験したという人たちもいました。

クールに淡々とがんであることが告げられたが、人生が終わりのように感じられて、1週間くらい涙の枯れない眠れない夜を過ごした (音声のみ)
一旦はがんだと受け止めたが、ショックというよりだんだん「なんで自分が」と腹立たしくなってきて物に当たったりした

乳がんの場合には、病院に行って検査を受けるときには、「しこり」というはっきりした自覚症状があるため、何人かの人は、しこりを発見したときに、インターネットや本で調べて、がんである可能性を予測していました。また、検査が進む中で段階的に検査結果が告げられ、診断が確定していった人たちもいます。こういった人たちの中には、ショックが少なかったと話す人たちもいました。

自分でしこりが大きくなっているのを感じ、がんだと確信していたので、告知されたときやっぱりそうかとただそれだけだった。むしろ治療で生活がどうなるか気になった
徐々にしこりが大きくなり、これはがんだと思った。まな板の上の鯉という状態で、どのような結果が出ても受け入れて、自分ができる最善を尽くすのみと考えた
段階を経てがんだと知らされたので、それほどショックはなかった

乳がんと診断されたあと、ショックと同時に仕事や片付けなど、次にすべきことが頭に浮かんで、がんになった以上は前向きに治療しようと思ったと話していた人たちもいました。

80%位はがんだと思っていたので冷静に受け止めた。医師の心のこもった励ましもあり、自分に残された仕事を思って、とにかく頑張るぞという気持ちになった
がんになったのならもう仕方ない、前を向かなきゃと思った。落ち込んでいる暇はなく、すぐに入院の準備に追われた
診断がつく前に、体験者から話を聞く機会があり、がんになった以上は前向きに治療しようと思ったが、医師から渡された乳がんのパンフレットはすぐには見られなかった(音声のみ)

「乳がん」と診断されて、「がん」であることと同時に、治療のため乳房を失ったり、形が変わったりすることがショックだったと話す人たちも少なくありませんでした。

がんと聞いて「がーん」という言葉が頭をよぎった。がんイコール死を連想するというが、自分の場合は乳房を切除するショックが大きかった

また、「乳がん」という診断だけでなく、どのくらい進行しているかがとても重要で、ある人は転移の有無を調べる検査結果を聞く日が恐怖だったと話していました。

術前に受けた他臓器への転移があるかどうか調べる検査が恐怖だった

診断を聞いたときの状況はさまざまでした。ある人は、医療者に促されて、家族と一緒に聞きに行ったそうです。多くの人たちが、1人では心細いと感じ、家族などの誰かに同行してもらったようですが、あえて1人で聞きに行った人もいました。また、良性だと思って1人で結果を聞きに行き、心の準備なしに検査結果を告げられた人たちもいました。

心配はかけたくなかったが、診断を聞くとき両親が一緒に来てくれることになり、正直ほっとした。がんと知らされ、混乱して頭が真っ白になった (音声のみ)
いつも待合室で深刻な顔をした家族連れを見て、自分はそうなりたくなかったので、一人で診断を聞きに行った
乳腺症だろうと思っていたが、医師の様子でがんだとわかってしまった。一人だったので、看護師に家族を呼ぶか聞かれたが、何とか自力で帰った

医療者から、どのように「乳がん」と伝えられたかについての体験談もいくつもありました。何人もの人が、医師の様子からがんであることを察知したと話していました。また、ドラマで見たような重々しい雰囲気とは違って、非常にあっさりと言われてかえってよかったのかもしれないという人、まったく自分の目を見ずに告げられ、自分のことかわからなかったという人もいました。

あまりにあっさりと告知されたので、びっくりしたが、深刻に切りだされるよりよかったのかもしれない
医師が母親の方を見て告知したので、誰のことかと聞いてしまった。自分はびっくりしすぎてすぐには涙が出ず、母が先に泣いたので慰める方が先になった

インタビュー協力者のうち、数人の人たちが別のがんを体験した人たちでした。ある人は乳がんと診断されたとき、「今度はもう助けてもらえないのではないか」と思ったそうです。治療が長くかかる乳がんと他のがんとの違いを感じたという人たちもいました。しかし、ほとんどの人たちが1回目の経験を生かして気持ちの整理をつけていました。

最初のがんのときは告知されて悲しみのどん底につき落とされた感じだったが、2回目は手当てすれば治るんだということが分かっていたので、安心感があった

インタビューを受けた人たちの中には、乳がんの診断を受けたときのことだけではなく、手術後に詳しい病理診断の結果を知らされたときに、自分の病状や術後に続く補助療法の必要性にショックを受けたと話す人たちがいました。

医師より病理診断の結果を一人で聞いた。リンパ節に転移があったことや今後の治療について一旦は受け止めたが、一人になると「何で?私が」と思った

男性で乳がんになった人もいましたが、男性が乳がんというのはいまだに信じられないと話していました。

ストレスの多い生活だったので、がんと聞いて当然だと思った。しかし、いまだに男が乳がんになるというのは不思議だ。見舞いの友人たちは「乳がん」と聞き、なるはずないと笑った

2018年9月更新

乳がんの語り:テーマ一覧

  • 発見
    • 異常の発見
    • 乳がん検診
    • 診断のための検査
    • 診断されたときの気持ち
    • 病院・医師の選択
    • 治療法の選択・意思決定
    • セカンド・オピニオン
  • 治療
    • 乳房温存術
    • 乳房切除術
    • リンパ節郭清とセンチネル生検
    • 術後後遺症とリハビリテーション
    • リンパ浮腫
    • 乳房再建術
    • 抗がん剤・分子標的薬の治療
    • 脱毛の影響
    • 放射線療法
    • ホルモン療法
    • 補完代替療法
  • 再発・転移
    • 再発・転移の徴候と診断
    • 再発・転移の治療
  • 生活
    • 再発予防と体調管理
    • 病気と仕事の関わり
    • 経済的負担
    • からだ・心・パートナーとの関係
    • 家族の思い・家族への思い
    • 周囲の人との関係
    • 妊娠・出産への思い

乳がんの語り:関連コンテンツ

乳がんの語りTOPへ
  • 一覧を開閉する

    • 語り手の年代別(診断時の年齢)
      • 20歳代
      • 30歳代
      • 40歳代
      • 50歳代
      • 60歳代
      • 70歳代以上
    • 語り手の性別
      • 男性乳がん
    • 語り手の言語
      • 手話

SNSで共有する

Twitter
facebook
Hatena Bookmark
ディペックス・ジャパン公式facebookページ

利用方法のご注意

  • 報道関係のみなさまへ
  • 教育・講演・研究目的でご利用される方へ
  • ご意見・ご感想はこちら
  • お問い合わせはこちら
「乳がんの語り」のページは、平成19~21年度厚生労働科学研究がん臨床研究事業の研究費助成を受けた 「がん患者の意向による治療方法の選択を可能とする支援体制整備を目的とした、がん体験をめぐる 『患者の語り』のデータベース」研究班(研究代表者:大阪府立大学看護学部・和田恵美子)により作成されました。
  • 手がかり索引
  • 情報リンク
  • 作成にかかわった人々・組織
  • 語り手の番号索引
  • ページ紹介パンフレット

ページの先頭へ

ディペックス・ジャパン(DIPEx-Japan)について

「健康と病いの語りデータベース」は、国際組織DIPEx Internationalの加盟団体である、認定NPO法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン(通称:ディペックス・ジャパン)によって運営されています。

「健康と病いの語りデータベース」は、英国オックスフォード大学のDIPEx研究グループ(Health Experience Research Group)が開発したデータ収集・分析・公開の手法を用いて作られた、日本で唯一のDIPEx公式サイトです。

ディペックス・ジャパンは認定NPO法人です。皆さまからのご寄付は税控除の対象となります。『患者主体の医療の実現』を目指しているディペックス・ジャパンへのご支援・ご参加をよろしくお願いいたします。

  • 英国DIPExのご紹介
  • 国際組織DIPEx Internationalのご紹介
  • 応援メッセージ
  • healthtalk online
  • dipex international
  • 英国人の語り翻訳版
ディペックス・ジャパン(Npo法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン )
Tweets by DIPEx_Japan

認定NPO法人 健康と病いの語りディペックスジャパンに

  • 参加する
  • 支援する
  • 寄付する
  • 当サイトのご利用にあたって
  • お知らせ
  • 個人情報の取り扱いについて
  • 報道関係の皆様へ
  • 教育・講演・研究目的でご利用される方へ
  • 医療情報に関する免責事項
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

サイト内検索

すべての映像・音声・画像・およびテキストについて、無断改変・無断転用・無断転載を禁じます

認定特定非営利活動法人(NPO)健康と病いの語りディペックス・ジャパン
Copyrightc2007-2019 DIPEx-Japan All rights Reserved.

ページTOPへ
お問い合わせ
SNSで共有する
参加する
支援する
寄付する